日本の農業の新しい形 Vegesta誕生​

Vegestaとは

国内農業は、担い手の高齢化に大きな岐路を迎えています。
2022年に農林水産省が発表した農業構造実態調査によると100万経営体を下回り、2030年には60万経営体にまで減少する可能性もあります。

『このままでは、日本の農業は崩壊する』

ヴェジスタは、こんな思いを起点に国内農業の次の時代を担う農業生産会社として設立されました。それは、もはやこれまでの農業法人とは明らかに違うコンセプトです。日本人としての揺るぎないアイデンティティーを持ち、日本の農業文化の良きところを学び、しかし海外の農場の効率的な生産の良いところも取り入れながら、新しい農業の形を打ち出していきます。

『ここからが日本の農業の再興』です。

ヴェジスタの3つのConcept

ヴェジスタは、より安全に生産されたものをより安定的にコモディディーに提供することをミッションとします。農産物の安全は差別化するものではなく、経済的な豊かさに関係なく提供されるべきものと考えるからです。私たちはニンジンの生産でこれを実現するために3つのコンセプトで事業を推進していきます。
それは、日本の農業の良い部分を中心軸に残しつつ、新しい考え方やアプローチで昇華させるものです。

人材教育

農業生産に携わる人材には、「生産技術」「知識」そして「農業文化」の理解が求められます。しかし、これまでの農業法人では、「見て覚える」が中心で、雇う側も雇われる側も先の見えない教育体制で双方にストレスとなっています。つまり、体系化した人材教育システムが存在していないというのが実情なのです。

ヴェジスタでは、これを解決するために8つのカテゴリーと400にわたる項目で構成される教育プログラムで高いレベルの人材教育を行います。技術や知識だけでなく、農業文化の中に存在する『知恵』を加えることで、早期に『任せられる人材』に育てます。

段取りのAl化

農場運営を管理していくには、高い管理能力と的確な判断が求められます。しかし、農業法人でそのような能力を有する人材を育成するには多くの時間と手間を要します。

ヴェジスタでは、これを解決するためにAIエンジンを活用し、生産活動のAI化を図り、標準化された農場管理と判断、指示によって、高い品質と安定的な生産を実現します。

植物由来燃料

ヴェジスタは、ニンジンを中心に生産を行います。しかし、毎年毎年人参ばかりを生産すると連作障害が発生し、品質や収量の低下を招いてしまいます。そこで、 連作障害を回避するために、油脂植物であるナタネとヒマワリをローテーション作物に組み込み連作障害を回避します。ナタネとひまわりの種から搾油される油を、農場で使用するトラクターの燃料として活用し、世界に先駆けてカーボンフリーの農場を実現します。